仕事は楽しめるもんなんですかね

拙者の人生においてしばらく続く研究室生活、面白いものとは思えない。今までの1年が辛い思い出で溢れているからだ。

 

かといって就職に逃げても今より状況が改善されるとは限らない、環境の問題でなく、心の持ちようの問題であれば、何を与えられても不平不満が出てくる可能性がある。

 

そこで、すぐに環境を変えることが簡単でない場合、心の持ちようを変えてみてから、まだその環境が地獄に考えられるのであれば、移動するか諦めるかしたらよいのではないかと思う。

 

 

拙者が今回読んだ本はこれである。

 

仕事は楽しいかね? : デイル ドーテン

 

いままでケチって1000円以下の本しか買ってなかったのでちょっと高く感じたのである。なぜか読んでる途中、ハイライトしなかったので思い出、記憶を頼りにレビューするはめになる。

 

主人公はしがないサラリーマンで、これは話を聞く人である。この本はこの人の体験談なのだ。シャーロックホームズで言うワトソン君みたいなものだ。シャーロックホームズ1ページぐらいしか読んだことないけど。

 

主人公、すなわち著者が飛行機の欠便のため、空港で立ち往生、座り往生しているとフレンドリーおじいさんが現れ、馴れ馴れしく人生の教訓を教えていくという話である。これは自己啓発に分類されるだろう。自己啓発だろう。自己啓発の本を読むのは好きだが、恥ずかしくてあまり人に話しにくい感じがする。物語形式な自己啓発書は真新しさがあるのではないだろうか。

 

おじいさんが話す内容がこの本での売りなのである。アマゾンで好評価なだけあっていいコトを言ってくれるのだろうか。

 

そのうちの一つを紹介すると(多くは忘れてしまった)

試してみることに失敗はない

 と言っている。

 

 

身近な例を出すと、同窓会行って見たいけど、昔の友達は参加しないみたいだし、独りになって浮いたら哀れだなあ。との想像から、参加しない という結論を出すことからは何も生まれないが、もし試しに行ってみたらすごい金持ちがいて、友達になってくれるかもしれない。死ぬまで付き合いが続くかもしれない。これは試しに言ってみようと思わなければ、得られなかったことだ。 僕は同窓会怖いから行きませんが

 

色んなコトで実行する前に、よくないことが起こるだろうな。という決め付けで行動しなかったり、そもそも新しく何かを始めることが面倒でやめてしまったりするだろう。

確かにそのよくないことが的中したり、そのせいで死んでしまったりするかもしれない。さすがに死んでしまうのは嫌なのでそのような行動はなるべく避けたい。ただ、死にはしないけどメンドクサイ目にあうとか、犬のうんこ踏む程度の失敗で済み、新しい体験や、仕事や私生活で新たな進展が見られることなら躊躇わずにやるのがいいんじゃないかな。

 

と思いました。そんな感じである。読んでよかったと思う。新しいことを試してみるハードルが低くなったように思う。なんか始めるのはいまだに面倒に感じるし、新たに何か始めたかと聞かれると・・・。 始めようとは思ってるんですけどね。はは・・・